計画がうまくいかないときは

計画を立てても、なかなか思い通りにならないことって多いですよね。どこかで手を抜いてしまったのだろうか、努力が足りないからだろうか…など、自分を責めてみたり、あるいは環境の所為にしてみたりということも、振り返ってみると思い当たることもあるかと思います。


いろいろ真の原因はあるかと思いますが、うまくいかない理由のひとつとして、計画達成のための「具体的な行動」が示されていないということが挙げられます。


人は「行動」を変えなければ、何も変わらないものです。なので、「行動」に注目する必要があるのです。


たとえば、横断歩道を渡る際の小学生への注意喚起でよく見かける「右を見て、左を見て、もう一度右を見て」という指導。これが「交差点では事故が多いので必ず安全確認をしましょう」では効果がないのです。それは、安全確認というのが抽象的というか、確認という認識が人によって違うからだと思います。


“右を見て、左を見て、もう一度右を見て”という行動に注目しているところがミソなんですね。どう考えるかというより、どう行動するか。そういう観点が必要です。


なので、計画を立てるときは、「来年のマラソン大会で1位になる」みたいな目標のようなものだけではなくて、そのために「毎日10km走る」というような行動に注目したカタチで立てると良いようです。今日は計画通り10km走れたか…というフィードバックもできますしね。


計画がうまくいかないときは、行動を見なおしてみるのも良いかもしれませんね。

石井 玲|Ishii Ryo

皆さまの引き立て役としての編集者を目指しています。
東京都世田谷区出身。武蔵工業大学工学部機械システム工学科首席卒業。双子座のAB型。
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ファブレスメーカーの生産管理部長を経て、開店休業状態の家業(甲陽書房)の立て直しへ。
生産管理と編集者の共通点である「本来の魅力、品質を引き出し、人とチカラを合わせながら、モノやサービスをつくる」活動をしています。

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